みなよん-みなとそふと4ever-

美少女ゲームメーカーみなとそふとのファンブログ。「まじこい」中心。

【姉しよ】「姉、ちゃんとしようよっ!」発売10周年によせて


そんなわけで。本日2013年6月27日、きゃんでぃそふとの姉属性オンリーAVG「姉、ちゃんとしようよっ!」発売から10周年となった。同時に、企画・メインシナリオライターとしてのタカヒロさんのデビューからも10年が経過した。*1おめでとうございます!
Twitterで話題にしている方がいらっしゃったのでTogetterにまとめてみた。
【姉しよ】「姉、ちゃんとしようよっ!」発売10周年! - Togetter
僕は2009年の「真剣で私に恋しなさい!」発売前にタカヒロ作品の復習的な意味で遊んだのが最初で、もともと姉萌え属性持ちなので大いに楽しめた。カナちゃんって、素敵やん?

みんな、『姉しよ』によって自分が「姉」に何を求めていたのか気付かされたんだよね。
『姉しよ』は姉ゲーの元祖ではないけれど、姉ゲーの一つの到達点を示した記念碑的作品なのです。

今週のお姉ちゃんチェック/祝『姉、ちゃんとしようよっ!』10周年 - 全姉連 総本部

という全姉連総帥の言葉に頷きつつ、「姉しよ」はやはり良いゲームだったなと再確認していた。
せっかくの機会だしいろいろ書こうと思っていたのだが、時間が作れず断念。「姉しよ」の教科書的な意義、つまり姉ゲーブームを加速させた存在としてどうのこうの、というのはもう周知の事実だし、今更その観点から何か書いたところで10年選手に勝てるわけでなし(勝ち負けの問題ではないかもしれないが)。「私と『姉しよ』」みたいな文章か、あるいは作品感想・レビューを選択したいところだった。
過去の拙論「憧れのあとさき」Web版でも「姉しよ」は取り上げているので参照してほしい。
「憧れのあとさき」Web版(下)(「恋愛ゲームシナリオライタ論集2 +10人×10説」所収) - 詩になるもの
個性的な姉達、柊家におけるコミュニケーション、姉属性の不変性といった特徴は当作の美点であると今も変わらず思っている。
公式ファンブックも再読し、タカヒロファンとして興味深い記述をいくつも見つけ出すことができ、嬉しい。上記のタカヒロ論を書いてた頃は資料集めがギリギリで深く読み込めていなかったからね。例えば、タカヒロさんって色んな角度から光(視線)を当てることでキャラクターに複雑な陰影を付ける手法を用いるんだけど、それを踏まえて海お姉ちゃんの項を読むと、

要芽や海は態度がコロコロと変わり、どれが本来のものなのか分からない、というご意見もありますが、どの状態や態度でも、それが海そのものです(要芽も同じ)。人間は色んな顔(面)を持っているぞって意味です。

などと書いてあって、ああやっぱりキャラクターを多面的に描くことは10年前から意識されてるんだなとわかる。
一応ここ数日再プレイはしている。オープニング終わって海お姉ちゃんと爛れた性生活を送っているところ。初プレイ時はスクリーンショットを撮っていなかったことが悔やまれる。
Twitterやってるとどうしても語りが断片的になってしまうのだけど、タカヒロさんのきゃんでぃそふと時代の諸作品についてはこのブログでも今後ある程度まとまった文章をもって取り上げていきたいと考えている。
ひとまず今日のところは「姉しよ」とタカヒロさんのデビュー10周年を祝し、これからのみなとそふと作品で柊(犬神)家のお姉ちゃんたちに負けない姉キャラが出てくることを願っておこう。
姉、ちゃんとしようよっ!
「姉、ちゃんとしようよっ!」DL版

*1:企画職にクレジットされていないテキストライターとしての活動は「姉しよ」以前に二件ある。

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